「派遣だから失業保険(雇用保険)はつかない」
派遣という雇用形態が広がる中で、このように思っている方がけっこういらっしゃいます。
また、派遣会社が「派遣だから失業保険はつけなくてよい」と意図的に誤ったことを言っているケースもあります。
失業保険は本人や会社の意思で加入する・しないを決められるものではありません。
派遣でも一定の条件を満たせば失業保険に加入しなければならないのです。
したがって、「時給が高い分、失業保険はつけません」とか、「手取りを増やしたいから失業保険はつけないで」とかは本来できません。
また、「失業保険をつけて」と言ったことに対し、「もう仕事は紹介しない」「時給をカットする」「解雇」とかは違法です。
●時間給だけでなく失業保険がちゃんとつくかどうか確かめることが大切
時給が例えば50円違うと1日8時間労働だったとして
50円×8時間=400円
月に20日働いたとして、400円×20日=8,000円
時給が50円違うだけで、1月で8,000円違いますから時給を重視して派遣先を探すことは大切です。
でも、時給と同じくらい大切なのが失業保険がちゃんとつくかどうかです。
なぜなら、失業保険は最低でも90日分もらえます。
基本手当日額(失業保険の1日辺りの額)を5,000円とすると
5,000円×90日=45万円
かなり大きい金額です。
雇用保険料も社会保険に比べればずっと安いですし、それだけのお金がもらえるなんてお得です。
「失業保険って意外とたくさんもらえるんだ!」
こう思った方も多いのではないでしょうか?
●チェックするポイント
・派遣会社の求人情報を見る時や派遣会社から仕事の紹介を受けた時に、失業保険(雇用保険)がちゃんと適用されるかどうかを確認する。
・雇用保険の適用条件を知る
派遣の方の場合、次の両方の条件を満たせば雇用保険が適用されます。
1.31日以上の雇用見込みがあること
2.1週間の所定労働時間が20時間以上であること
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