「雇用保険と失業保険って同じですか?」
意外とこう質問されることが多いです。
給料明細では雇用保険という名称が使われています。しかし、日常会話では「会社を辞めると失業保険がもらえる」というように使います。
雇用保険と失業保険。どっちの呼び方が正しいの?
雇用保険=失業保険?という疑問がでてきます。
答えは雇用保険と失業保険は同じですが、正しい呼び方は雇用保険です。
【何故、失業保険という呼び方が使われているか?】
昭和22年に失業保険法が施行されました。第ニ次世界大戦が終わり失業者があふれ経済が混乱していた時代です。
その後、失業保険法は法改正を重ねましたが、経済の構造が変わっていく中で制度の大きな見直しの必要性が高まってきました。
それで、昭和50年に失業保険法を発展させ時代の変化に合わせた雇用保険法が誕生しました。つまり、現在の雇用保険法はその昔、失業保険法だったのです。
これが、正しくは雇用保険なのに失業保険という名称がよく使われる理由と考えられます。
さて、現在の雇用保険制度ですが、度重なる法改正にもかかわらずそれでは不十分ではないかと思われる点もあります。また、支給額も年金と同様に削減傾向にあります。
しかし、それでも退職して給料がなくなり不安定な生活を送らなければならない中で、雇用保険が支給されると大きな助けとなります。毎月、天引きされる保険料も社会保険に比べればずっと安いですし、きっちりと在職中から加入して、いざという時の備えにしておきたいものです。
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もらえるものはもらえるうちにもらう
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雇用保険と失業保険の呼び方の違い
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失業保険の受給の流れ
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雇用保険被保険者離職票
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雇用保険被保険者証
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雇用保険受給資格者証
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基本手当の日額の計算方法
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会社都合退職と自己都合退職
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